サステナブルな未来に向けた新たな取り組み
サステナビリティへの揺るぎない取り組みは、設計から生産、廃棄物処理、物流に至るまで、製品のライフサイクルのあらゆる段階に及んでいます。私たちは、より小さな足跡を残し、来るべき世代のために明るい未来を創造することに専心しています。
包括的な省電力ソリューションの設計
ダークモードの強化
スマートフォンの背景を暗い色に切り替えると、電力消費量を最大 70% 削減できます。
充電効率の変革
Xiaomiのバッテリー管理システムは、1 億台以上のスマートデバイスと端末に対応する3つの要素を持った急速充電ソリューションです。このシステムにより、世界全体で年間 5,700万kWhのエネルギー節約を達成しました。
AI 音声アシスタントの最適化
当社のAIアシスタントは、自己学習アルゴリズムにより、消費電力を37%削減しました。
先駆的な省エネ伝送テクノロジー
最先端の WLAN チップとダイナミックモニタリングを採用した 5G 省電力信号伝送テクノロジーを開発し、電力消費量を約 30% 削減しました。
持続可能な素材を最適に利用
2022年、廃棄された漁業用の網をすべてのスマートフォンにリサイクルして使用。
スマートフォンとアクセサリーにバイオベースの高分子材料を使用
アルミニウム、金、銅などのリサイクル金属の使用が全スマートフォンで増加
包装を見直してプラスチックの使用を削減
100 %
不要な
生分解性
プラスチックを削減
Xiaomi Bluetooth イヤホン「Necklace」シリーズの外装材をプラスチックから紙ベースに変更しました。
AIoT 製品の新しいパッケージデザインでは、プラスチック製の持ち手をなくして、各パッケージのプラスチック使用量を 80 g 削減しました。
生産方法の革新
製造ラインの簡素化
エアコンシリーズをはじめ、多くの製品の製造工程を最適化しました。
エアコンの生産方式を見直して、金型 1 セットあたり 48,500 kWh のエネルギー節約を実現しました。
クリーンエネルギーにシフト
2021年比で、炭素削減目標を設定しているサプライヤーは9.4%、第三者による炭素検証を受けているサプライヤーは7.9%増加しました。
環境配慮の物流を構築
陸上輸送時間を短縮
近年、世界各地に海外倉庫ハブを設置し、陸上輸送時間を短縮し、二酸化炭素排出量を削減しました。スペインでは、配送時間を年間 71% 短縮しました。
航空便での輸送を少なくする
2022年には、当社製品の232万個が鉄道や船舶による輸送に切り替わり、二酸化炭素排出量の削減を実現します。
注
*画像はイメージです。実際の製品とは異なる場合があります。
*本ページで特に断りのない限り、すべての事例とデータは2022 ESG REPORTによる。
レポートは https://www.mi.com/global/about/sustainability からダウンロードしてください。
*2022年版ESGレポートから引用している内容は以下の通りです。
* このページに特に記載がない限り、すべての事例とデータは 2023 年 Xiaomi ESG レポート から抜粋しています。このレポートは https://www.mi.com/global/about/sustainability からダウンロードできます。
* ESG レポートからの引用の詳細は以下のとおりです。
1.Xiaomi では、研究開発および高効率充電チップの適用の限界を常に更新しています。今年、自社開発のデュアルチャージポンプバッテリー管理システムをスマートフォンに導入しました。これにより、自社開発技術をバッテリーバリューチェーン全体に適用するというマイルストーンを達成しました。また、有線急速充電、ワイヤレス急速充電、ワイヤレス逆充電のトリプレックス急速充電ソリューションをユーザーの皆様に提供できるようになりました。2022 年、Xiaomi の急速充電テクノロジーは 1 億台以上のスマートデバイスと端末で使用され、従来の急速充電テクノロジー比で、約 5,700 万 kWh のエネルギー消費量と約 24,852 トンの CO2 排出量を削減しました(ESG REPORT 2022 p. 113)。
2.電力消費量 = 充電効率×バッテリー容量×バッテリー電圧×スマートフォン数。バッテリー容量は 4,500 mAh、バッテリー電圧は平均 3.87 V です。各デバイスが平均で 1 日 1 回充電されると仮定すると、高効率充電方式の充電効率は 97 %、従来方式では 88 % になります(ESG REPORT 2022 p. 112)。
3.5G および省電力信号伝送テクノロジー:より高性能の WLAN チップを WLAN の電力監視テクノロジーおよびダイナミック送配電テクノロジーと組み合わせて使用すると、製品の WLAN モジュールの電力消費量が前世代比で約 30 % 削減されます(ESG REPORT 2022 p. 112)。
4.「ダークモード」に切り替えて、スマートフォンの背景を暗い色にすると、特定のアプリケーションの使用時に、ディスプレイの電力消費量を約 70% 削減できます(ESG REPORT 2022 p. 112)。
5.省電力 AI アシスタント:AI 音声アシスタントの自己学習アルゴリズムを最適化して、音声コマンドによる操作時の電力消費量を 37% 削減しました(ESG REPORT 2022 p. 113)。
6.Bluetooth イヤホン「Necklace」シリーズでは、外装をプラスチックから紙ベース(パルプベースの包装紙を含む)に切り替えて、包装を 100% 生分解性にしました(ESG REPORT 2022 p. 114)。
7.エコシステム製品の包装をバックル付きボックスから折りたたみ式カートンボックスに一新しました。新デザインでは、プラスチックの持ち手をなくしました。今回のアップグレードにより、1 製品あたりの紙包装使用量を平均 0.3 m2 削減し、各包装で約 80 g のプラスチックを削除しました(ESG REPORT 2022 p. 114)。
8.製品構造と材料設計を重点に、製造サプライヤーと緊密に連携しながら、製造工程を最適化して、製造手順を簡素化しました。これにより、製品の炭素排出量を削減して、生産効率が向上。その好例が Xiaomi のエアコン製品です。ケーシングを流線形のミニマルデザインに統一したため、複数のモデルの生産に金型を再利用でき、多くの製品で美しい外観に統一しました。そのため、新しい金型が必要な場合にも、金型 1 セットあたり約 48,500 kWh のエネルギーを節約。今年はさらに、屋内および屋外用エアコンユニットの一部で、個別から一体型に梱包を切り替えました。これにより、包装資材や製造工程の削減とともに、資源と製造効率も改善されました(ESG REPORT 2022 p. 114)。
9.当社のスマートフォンのサプライチェーンを例に上げると、計 118 社のサプライヤーが炭素削減目標を設定しており、内 9 社が SBTi イニシアチブ(科学的根拠に基づく目標設定イニシアチブ)に新たに参加しました。すでにサプライヤー 64 社が、自社の温室効果ガス排出量データについて第三者による検証を受けており、サプライヤー 50 社が、太陽光、風力、水力発電などの再生可能エネルギー源を事業に導入しています(ESG REPORT 2022 p. 141)。
10.今年、海外の一部地域に、製品保管用に「海外倉庫ハブ」を設置しました。まず倉庫のある地点へ製品を輸送し、そこから顧客に出荷する方式を採用したことで、海外への製品納期を短縮しました。一例として、スペインのハブでは、中国本土から海外に直接発送する従来方式比で、配送時間全体が約 71% 短縮されました。(ESG REPORT 2022 p. 127)。
11.海外配送の輸送方式を調整し、一部の製品については炭素排出量の多い航空輸送から鉄道や船による輸送に移行しました。この調整は、海外に配送した製品の計約 232 万個に適用されました(ESG REPORT 2022 p. 116)。